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コラム

標高1,000mの魔法。高原テニスでボールが爆跳ねする真相を解明!

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標高1,000mの魔法。高原テニスでボールが爆跳ねする真相を解明!

「寒い……」 2月の凍てつく風に肩をすくめながら、ふと思い出すのは、数年前のゴールデンウィークに訪れた長野県・蓼科でのテニスのことです。

私の住む街では、GWともなれば日差しが強く、コートに立つと少し汗ばむような陽気。でも、たどり着いた蓼科は別世界でした。ひんやりと澄んだ空気、新緑の香り、そして何より驚くほど爽やかで快適なプレー環境。

「最高すぎる……」

そう確信した直後、私はある「異変」に気づきました。

自分のショットが「エグい」!?

ラリーを始めて数分、なんだか自分の打球がいつもと違うのです。 私は全然うまくスピンをかけられないのですが、打ったボールが高く跳ね上がるんです。

「あれ、私、急に上達した? もしかして覚醒した?」

一瞬そんな勘違いをして気持ちよくなっていたのですが、現実はそう甘くありません。相手が打ってくるボールも、驚くほど高く弾んでくるのです。打点が頭の上まで来てしまい、打ちにくいことこの上なし。

この「ボールが爆跳ねする現象」、単なる気分の問題ではありませんでした。そこには標高1,000mという環境が仕掛けた「科学の魔法」があったのです。

なぜ高原ではボールが「爆跳ね」するのか?

調べてみると、真相は大きく分けて2つの理由がありました。

1. 空気が「薄い」から

標高が高い場所は、平地よりも気圧が低く、空気が薄くなっています。 つまり、ボールが飛んでいる最中に受ける「空気抵抗」が少ないということ。 平地なら空気の壁に押し戻されて失速するはずのボールが、勢いを保ったまま着地するため、その反発力がそのまま上方向への跳ね返りに繋がるわけです。

2. ボールの「内圧」が相対的に高くなるから

これが一番の驚きでした。テニスボールの中には空気が詰まっていますが、外側の気圧(空気の押す力)が低くなると、相対的に内側から外へ押し出す力が強くなります。 パンパンに膨らんだ風船のような状態になるため、地面に当たった時の反発力が格段にアップするというわけ。

[豆知識] プロの試合でも、標高の高いメキシコやマドリードの大会では、飛びすぎを防ぐために通常よりも空気圧を抑えた「高地用ボール(ハイ・アルティチュード・ボール)」が使われることもあるそうです。

「魔法」が生んだ、贅沢なテニス体験

結局、その日は「跳ねすぎて打ちにくい!」と苦笑いしながらも、いつもより深く、鋭く飛んでいく自分のショットに酔いしれながら、蓼科の休日を満喫しました。

もし皆さんも高原でテニスをする機会があったら、ぜひボールの軌道に注目してみてください。「俺のスピン、ナダル級じゃん!」という錯覚を楽しめますよ(笑)。

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