多摩区長尾の東名高速道路の真下にある、1面のテニスコート。 「2時間300円」という驚異的な安さで利用できるこの場所ですが、実は川崎市の「ふれあいネット」には載っていない、少し特殊なスポットです。
私(テニスパーク管理人)は神奈川県川崎市在住で、多摩区を含む川崎市内のコートでサークル活動を続けています。長尾の東名下コートには実際にプレーしに行き、格安ゆえの「使いどころ」と注意点を体感しました。本記事では、利用条件に合致する方に向けて、快適に使うためのリアルな実情をレポートします。
今回は、利用条件に合致する方に向けて、実際にプレーしてみてわかった「ここを快適に使うためのリアルな実情」をレポートします。
1. 予約は「ふれあいネット」不可。地元限定の運営体制
まず知っておきたいのが、ここは市の直営ではなく「長尾町会」が管理・運営しているという点です。
予約方法:
「ふれあいネット」からの申し込みはできません。管理元である「長尾会館」の窓口等で、町会のルールに従って予約を行う形になります。利用制限:
基本的には町会員や地域住民など、条件に合致する方のみが予約できる仕組みです。利用料金:
2時間 300円。この格安価格は、地域の方々のための施設ならではの魅力です。
本記事の情報について
料金・予約方法は2026年2月時点の情報です。長尾町会の運営方針により変更される場合がありますので、ご利用前に長尾会館等で最新情報をご確認ください。
本記事は、実際に利用した体験をもとに執筆しています。
2. 「高架下=全天候型」ではないという現実
東名高速の巨大な「屋根」があるため、雨の日でもプレーできそうに見えますが、過度な期待は禁物です。
雨の吹き込み
高架が高い位置にあるため、風があると普通に雨が入り込みます。「しのげるのは風のない小雨まで」です。水はけの問題
ハードコートですが水はけが悪く、一度濡れると大きな水たまりができやすいです。日陰のため乾きも遅く、雨上がりにすぐ使うのは難しいのが現実です。
3. デメリットから考える「最適な利用用途」
このコートには、設計上の明確な「クセ」があります。ここを理解していないと、当日ガッカリすることになるかもしれません。
コートが圧倒的に「狭い」
フェンスまでの距離(ランバック)が非常に短く、ベースラインのすぐ後ろにフェンスや柱が迫っています。深いボールは「追えない」
相手のボールが深く入った場合、下がって打つスペースがありません。無理に追うとフェンスに激突する危険もあります。
そのため、「真剣に試合(マッチ)をする」のには向きません。
4. 結論:ここは「ラリーと日陰」を楽しむための場所
デメリットを挙げましたが、このコートが「買い」なのは、以下のような用途です。
ラリー特化の練習に
「試合」ではなく、足元を止めてのショートラリー、ボレー&ボレー、フォームの確認など、動きを制限した基礎練習にはこれ以上ない環境です。夏場の日差し対策
雨は防げませんが、直射日光は完璧にガードしてくれます。真夏の炎天下、他のコートがキャンセルしたくなるほど暑い日でも、ここは涼しい日陰で快適に打つことができます。
私のサークルでは、夏場の日差しが厳しい日に「長尾でラリーだけやろう」と使い分けることがあります。狭さと水はけのデメリットはあるものの、格安で日陰を借りられる貴重な選択肢として重宝しています。
まとめ
長尾の東名下コートは、誰もが使える場所ではありません。しかし、利用できる環境にある人にとっては、「格安で日陰を借りられる練習場」として、非常に価値のある選択肢になります。
「広々と走り回りたい日」は他へ、「日差しを避けてじっくりラリーをしたい日」はここへ。そんな風に用途を使い分けるのが、このコートを一番賢く使いこなす方法かもしれません。

